文庫を3冊買った。
しばらくして、1冊を読み終える。
それなりの満足と達成感。
次の日ふらっと書店へ立ち寄ってみると、沢山の本が飾ってある。
当然ほとんどが未読の本だ。
気がつくと、わたしは気に入った新しい3冊を抱えてレジへ向かっている。
1冊読んで、3冊買う。
こうして、未来永劫読み終わりに到達しない、永久機関ができあがる。
家のあちこちに読みかけの本が積み上がっている。
考えてみると、これは別に悪いことではない。
今夜は何を読もうか、と悩んでみたり、たまたま目についた本を手に取ってみたり。
そんな生活、贅沢じゃないか。
午後は家に戻ってNO NUKESの二日目を観る。
いとうせいこうの「廃炉のあとを 花で埋めよう」という言葉が、その語気とともに胸に残る。